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FAQ

就農編

大江町の冬は雪が1mも積もるので、ハウスがないと農作物の収穫はできません。
果樹は12月〜3月の間に剪定(枝を切る)を行うので、園地が広い人は忙しいです。

雪の中

しかし、ハウスを建てれば様々なことができます。
例えば、タラの芽、ふきのとう、啓翁桜の出荷などです。

もっと、手っ取り早いのは、除雪にいくことです。
除雪とは、道路の雪を掃除することです。これがないと雪国は冬の間交通マヒになりますから、とっても大事!
この除雪は町役場が依頼したり、高速道路のネクスコが雇ったりと様々ですが、1シーズン(12月〜2月まで)で100万円ほど稼げます!

などなど、雪が降っても意外と忙しくしています。

大江町は、北陸の山間地にあるため、果樹栽培が盛んです。

冬には雪が積もるため、寒さに弱い作物は栽培が難しいですが、りんご等の果樹は寒さに晒され甘く美味しく育ちます。

主な生産物は、米、りんご、西洋梨(ラ・フランス)、すもも、ぶどう、おうとう(さくらんぼ)などです。詳しくは下記リンクをご覧ください。

大江町の主な生産物と収穫時期

統計でみる大江町の農林水産業

町特産のすもも栽培においては、新植・改植等について、様々な助成制度があります。
また、町内で育成された新品種は10種類以上あり、現在大手広告代理店と一緒にブランディングを行っています。

すもものブランディングサイトはこちら

農業従事者の高齢化が急速に進展する中、持続可能な力強い農業を実現するには、
次世代を担う農業者の育成・確保に向けた取組を総合的に講じていく必要がある。

※農業人材力強化総合支援事業実施要綱

上記の趣旨の元、様々な給付金があります。研修時に受け取れるのが、下記の交付金です。

農業次世代人材投資資金(旧青年就農給付金)

次世代を担う農業者となることを志向する者に対し、就農前の研修を後押しする資金(準備型(2年以内))及び就農直後の経営確立を支援する資金(経営開始型(5年以内))を交付します。※農林水産省HPより

所得が100万円以下の場合、1年間に150万円が交付されます。
(※農業所得が100万円を超えると交付金額が減ります。350万円を超えると交付停止となります。)

OSINの会では、独立した先輩方はみんなこちらの交付金を使っています。

 

大江町では

  1. 新規就農者への農機具等購入補助
  2. 共同作業小屋の建築
  3. 農業機械の共同使用

現在(2020年)新規就農者は15人います。

すももやりんご、ぶどうなど果樹中心に栽培を行っている人が多いですが、橋下さんのように米(有機無農薬)を中心に野菜を栽培している人、果樹と野菜の組み合わせで栽培を行っている人など様々です。

OSINの会は研修受入協議会ですが、独立後もフォローをしています。

研修を行った後は関係しないという、学校のような関係ではなく、独立後もしっかり見ていてくれます。

例えば、年に2回行う園地巡回。これは新規就農者の畑を受入農家が見て回り、病気や虫が発生していないか?栽培は順調か?などをチェックしてくれ、アドバイスを行います。園地巡回以外でも、新規就農者が質問に行ったり、見に来てくれたりと、頻繁な交流があります。

やはり、研修を終えたといっても、新規就農者は初めてのことがいっぱいです。細かなことを相談できる先輩がいることが安心できるのです。

畑は買わずに借りるのがほとんどです。

新規就農者の全員が、畑を借りて就農しています。

果樹は苗木を植えてから成木(収穫できる樹齢)になるまで3年〜7年ほどかかります。成木になるまでもちろん収穫(収入)はその畑からはありません。通常は自分で苗木から育てるのですが、タイミングがいいと高齢の農家さんが辞められた園地を引き継ぐこともあります。

しかし、何十年も手をかけてきた畑を、見ず知らずの人にはなかなか貸してもらえません。

そこで、OSINの会で研修していると、周りの農家さんと顔見知りになることができ、そして、受入農家さんたちが、顔聞きしてくれるのです。

難しいです。大江町では初めての方には、OSINの会で研修を行なってからの就農をおすすめしています。

生活できるだけの収入がいくらなのかは、人それぞれになりますが、
農業次世代人材投資事業(経営開始型)では年間所得200万円の経営計画を立てることを求められます。

※「収入」と「所得」
「農産物を販売して得た金額」が「収入」です。
「生産のために使った農薬や出荷ダンボールなど」の必要経費を、収入から引いた額が「所得」です。

研修時にもあった農業次世代人材投資事業ですが、就農後も申請できます。

農業次世代人材投資資金(旧青年就農給付金)

次世代を担う農業者となることを志向する者に対し、就農前の研修を後押しする資金(準備型(2年以内))及び就農直後の経営確立を支援する資金(経営開始型(5年以内))を交付します。※農林水産省HPより

所得が100万円以下の場合、1年間に150万円が交付されます。
研修時と同じ交付金額150万に自分の農業所得がプラスされます。
(※農業所得が100万円を超えると交付金額が減ります。350万円を超えると交付停止となります。)

この投資資金はいくつか規定があるので、詳しくは農林水産省のPDFを参照するか、大江町役場までご連絡ください。イベント等で直接お会いして聞かれることをオススメします。

就農に必要なものから考えると、畑、農業機械、作業場所、が必要となります。

まず、畑ですが、1反歩あたり2万円/年ほどで借りることができます。苗木を植える場合、すももだと1反歩(1000㎡)あたり27本ほど植えられます。苗木1本が2000円ほどなので、1反歩あたり苗木代は54000円です。さらに肥料代5000円ほど、農薬代5万円ほど、合わせて10万円ほどでしょうか。成木の園地を借りれた場合、農薬代、収穫コンテナ、出荷資材などがあります。

次に、農業機械ですが、農機具の共同利用でレンタルすることができるので、買わなくてもよくなります。
例えば、果樹栽培の必須農機にスピードスプレイヤーがあります。農薬を散布しながら走る車両です。新規で買うと400万円ほどしますが、大江町の共同利用で借りると1回4500円で使用できます。

最後に作業小屋です。大江町では共同作業小屋を借りることができます。使用料は1年間で5万円ほど。畑や家を借りた時に小屋も借りられるといいのですが、小屋は物置に使っていたりするので、貸してもらえることが少ないです。

農機具レンタルや共同作業小屋の支払いは年度末支払いなので、大江町で就農した場合、開始直後に必要な金額はほとんどないと言えます。(年度末支払いだと作物の収入が入った後支払える)

研修編

受入農家がグループで研修を行うので、様々な技術が学べます。

一般的には、行政に申込を行うと希望作物や就農希望場所などから受入農家を紹介されます。そうすると受入農家一人につくので、その方の技術しか学べません。

さらに、研修中に希望作物が変わってしまうことはよくあります。さくらんぼ希望だったけど、すもももいいんじゃないか?また、収穫時期の被らないりんごもしてみたい、などと考えた時、さくらんぼしか栽培していない受入農家さんだと勉強が出来ないのです。

 

 

最悪の場合は、受入農家さんと意見が合わなくて一緒にいるのが苦痛になってしまった時です。そういった場合、研修生だけでなく受入農家さん側も苦痛に感じていることが多いので、どちらにとっても良いことはありません。

 

OSINの会では、グループで研修を行うので、さくらんぼの時期はさくらんぼの農家さん、すももの時期はすももの農家さん、のように幅広く学べます。
また、一人の農家さんとずっと一緒にいることによって不満が溜まるのも防ぐことができます。

他にも様々なメリットがありますが、他と違う点は上記となります。

農業従事者の高齢化が急速に進展する中、持続可能な力強い農業を実現するには、
次世代を担う農業者の育成・確保に向けた取組を総合的に講じていく必要がある。

※農業人材力強化総合支援事業実施要綱

上記の趣旨の元、様々な給付金があります。研修時に受け取れるのが、下記の交付金です。

農業次世代人材投資資金(旧青年就農給付金)

次世代を担う農業者となることを志向する者に対し、就農前の研修を後押しする資金(準備型(2年以内))及び就農直後の経営確立を支援する資金(経営開始型(5年以内))を交付します。※農林水産省HPより

1年間に150万円が交付される。
しかし、いくつかの制約もある。

・就農予定時に49歳以下であること
・研修終了後1年以内に49歳以下で就農すること
・交付期間の1.5倍の期間(2年研修すると3年間)農業を行うこと
・独立・自営就農者について、就農後5年以内に認定新規就農者又は認定農業者にならなかった場合

上記が守られないと、受け取った交付金を返済しないといけなくなるので、「研修してみたけど、無理そうなので辞めます。」が出来ないので、気をつけて下さい。

OSINの会では、独立した先輩方はみんなこちらの交付金を使っています。

大江町からは
家賃補助、光熱費補助、独身寮等の補助が出ます。

研修生(独身用)の宿泊施設の無料提供

独身の研修生には町で宿泊施設を無料にて提供しています。光熱水費も無料でご利用頂けます。

家族での転入者については、家賃及び光熱水費の補助

借家等の家賃補助(1ヶ月4万円限度)
及び光熱水費の補助(1ヶ月1万円限度)
家族での転入者向けに、新規就農者用住宅を建築し、貸出しています。

新規就農者用住宅についてはこちら

新規就農者住宅3軒目新規就農者住宅3軒目

他にも、独立後の支援もあります。

大江町の支援について、くわしくはこちら

受入農家さんに引っ付いて、同じことをします。

師弟

研修中は農林水産省から生活費が交付される。

農業次世代人材投資資金(旧青年就農給付金)

次世代を担う農業者となることを志向する者に対し、就農前の研修を後押しする資金(準備型(2年以内))及び就農直後の経営確立を支援する資金(経営開始型(5年以内))を交付します。※農林水産省HPより

1年間に150万円が交付される。

この投資資金はいくつか規定があるので、詳しくは農林水産省のPDFを参照するか、大江町役場までご連絡ください。イベント等で直接お会いして聞かれることをオススメします。

また、大江町からは
家賃補助、光熱費補助、独身寮等の補助が出ます。
大江町の支援について、くわしくはこちら

移住編

山形県の西に位置し、西に朝日連峰、北に月山を望む、山間地です。

田舎の1番の魅力は何と言っても、毎日自然に囲まれて生活できること。都会と比べ、時間の流れが遅く感じます。周りの方の大らかさもあるのだと思います。また、自然には疲れた心を癒す効果が期待できるので、生活の中で癒しを得られます。
自然豊かな田舎で育った子どもはたくましくなり、体も丈夫になる傾向があります。

空気がきれいで自給自足ができる田舎では、食べ物も新鮮なので、子供の食育や病気の療養にも効果的な環境です。また隣近所の関わりも密接になるため、助け合いの学びにもなり防犯面でも安心です。